テレビでやってた「天空の城ラピュタ」を見た。もうセリフを覚えるほど何十回と見てるんだけど、先日はふと気がついたことがあるんよね。
「シータとパズーってくっつきすぎじゃね?」とな。
そんなふうに見たことなかったけど、先日はそんなふうに見てみた。
恋愛にうとそうな、おこちゃま童貞男子パズーを、警戒心なく虜にしていまうシータの魅力に習い、あなたもイマドキ奥手な男子に
男子「君の古い暖炉がみたい」
あなた「きゃっ!(照)」
と言わせてみよ★

まず、みなさんもご存知「ワクワクさせる登場」
《空から降ってくる》
であるが、あんなこと、上級テクすぎて真似できない。
パズーも実際「君が空から降りてきた時、ドキドキしたんだ。きっとステキなことが始まったんだって」などと、もうすでに告ってるも当然なことを言い出しておるし。
絶滅危惧種である夢見るピュア男を落とすには、そうとうの衝撃の一発を与えなくてはいけないのがわかる。
しかしあきらめることなかれ、その後のシータの行動なら真似できる。
《空から降りてきたときのことを忘れる》
シータは飛行船から落ちたことは覚えていたが、どうやって助かったかは覚えていないのだ。
あなたも彼との出会いの瞬間や、彼との思い出を忘れたふりしてみよう。なにかが始まるかもしれない。

ピュア男には、薄っべらいお世辞は通じないであろう。あなたが好きな男性と仲良くなりたいときは、相手をさり気なく褒めたいのではなかろうか?そして、「私はあなたに行為があるのよ」をアピールするのではなかろうか?
あなた「ピュア男くんてよく見るとまつげ長いね」「背が高くてスタイルいいよね」「手が綺麗だよね」
こんな褒め言葉は、ピュア男にしてみれば「何キモいこと言ってんだこいつ?」と警戒されること間違いなしである。
女子は男性のきれいな手が好きである。しかしパズーの良さは、絶対そこではない。あなたのお目当ての男性も見てほしいのは、そこではないはずだ!
では、何をどう褒めるのか?
ここで、シータ先生に習ってみよう
「パズーの鞄て魔法の鞄みたいね、なんでも出てくるもの」デフッ
本人ではなく、《彼のかばんの中身を褒めるべし!》
褒められたときのパズーのあの嬉しそうな笑い方、あなたもみたであろう?でふふふ!
しかし、ここで本当にカバンの中身を褒めようとした、そこのウ○コ女子、ちょっとまちたまえ。
褒めるべきなのは、彼がさりげなくやっている行動を、である。
たとえば、「いつもちゃんと傘持ってるね」である!
朝は時間ギリギリまで寝て、支度にバタバタして、天気予報もみないウ○コ女子は、傘なんて持ってないだろ?
これはうまくいけば、相合い傘のチャンスなんよ。チャンスなんよ。
頭を使い給え、頭を。
前髪命とか言ってるばあいか!頭を前髪置きにだけ使いやがって。

《共通の敵を作る》
ムスカはもちろんであるが、ドーラいちみもそうである。
思い出してほしい、ドーラの船にのせてもらった2人。2人はけして歓迎されて、船に乗せてもらった訳ではなかった。
アウェーな環境で過ごすふたりの心の距離は、ぐっと近づいたのである。
もし今、周りに馴染めなくて楽しくない毎日を送っている人がいたら、私はこう思うよ。
あなたと同じように馴染めない、疎外感を感じてる人はいるはずたよ。異性に限らずね。
ひとりじゃないし、あなただからこそ、心から繋がれる人がいるよ。
関係ないけど夏休み明けに学校に行きたくない子がいたら、わたしからは「行くな!」というよ。(私の娘がそういったとき休ませたよ)不安だよね、でも大丈夫、学校なんていかなくも勉強できるし、誰かを尊敬し信頼し、愛し合える日はくるよ。「休め!大丈夫!」コロナになりたくないから行きたくないとか言いなさい。
さやこより

《自立すること》
2人の冒険はまるで、2人が世界の中心であるかのようでした。
パズーは恵まれた環境で育った訳ではありません。パズーのパパは嘘つき呼ばわりされて死んじゃったのですから。
子供は「弱さ」によって親からの愛をコントロールしています。親から愛されないと生存の危機があることを理解し、独自の「愛されるライフスタイル」をつくりだします。
生きるために、どのようにして他者からの注目をあつめ、どうすれば世界の中心に立てるかを模索する「自己中心的な愛されるライフスタイル」です。
そして多くの人は大人になっても、この、自己中心的な愛されるライフスタイルから脱却できません。
大人になってもまだ、自分の弱さや不幸、傷、不遇なる環境、そしてトラウマを武器として他者をコントロールしようとしてませんか?
自立とはこの「ジコチューな愛されるためのライフスタイル」からの脱却です。
パズーは子供っぽく見えて、どこか男らしいのは自立している男性だからでしょう。
シータもまた自分の生い立ちを詳しく話すこともなく、「私だけどうしてこんな目に」なんて言いませんでした。
ただ相手の問題を自分の問題のように扱い、会ったばかりなのに相手を無条件で尊敬し、信頼してた。
愛されるライフスタイルからの脱却ができて、初めて誰かを愛することができます。
さあ、流行りの服じゃなく好きな服を着て、自分から勇気をもって人を愛そう!
参考書籍
大切なのは、なにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである
心理学者、社会理論家。アルフレード アドラー